第一話 raspberrypiB+がやって来た

raspiB+

 raspberrypiB+(以後raspiB+)がやって来たのは2015年の1月だったような気がします。
同時期に購入した「Raspberry Pi で遊ぼう」という本の購入履歴(アマゾン)が2015年1月9日でした。
ちなみにアマゾンの購入履歴の最初は2002年11月8日「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」のDVDでした。20年前位の情報が残っているとは恐ろしいものです。
raspiB+の仕様は
SoC Broadcom BCM2835 SoC
CPU 700 MHz 低電圧 ARM1176JZFS 応用プロセッサ(ARMv6)
GPU デュアルコア VideoCore IV® マルチメディア コプロセッサ
メモリー 512MB DDR2 400MHz 低電圧 SDRAM
電源 Micro USB Bソケット 5V 2A / 2.54mm ピンヘッダ
消費電力 約3W
サイズ 86 × 56 × 17mm
価格:$35(4千円くらいだった)
インターフェース
イーサネット 10/100 Base-T RJ45 ソケット
ビデオ出力 HDMI(rev. 1.3、1.4)、コンポジット 3.5mm 4極ジャック(PAL、NTSC)、DSI
オーディオ出力 3.5mm 4極ジャック、HDMI(ビデオ出力と共有)、I2Sピンヘッダ
USB     2.0 × 4
GPIO コネクター 40ピン 2.54mm ピンヘッダ
メモリーカードスロット micro SDメモリーカード(SDIO)

 仕事柄 コンピュータのハードウェアの知識とLinax の知識も少しあったのでさほど難しくなく扱うことができました。
A Computer for children.~子供のためのコンピュータ~と本では紹介されています。
名刺サイズの超小型コンピュータでたった$35です。
ところで何でこういうものに魅力を感じるかというと「TK-80」というものを思い出すのです。
製造元 日本電気
種別 ワンボードマイコン
発売日 1976年8月3日(44年前)
標準価格 88,500円
売上台数 17,000台(1977年10月まで)

TK-80

CPU μPD8080A 2.048MHz
メモリ ROM 768バイト、RAM 512バイト
ディスプレイ 7セグメントLED8桁による16進数表示
入力機器 25キー
外部接続 110bps シリアル入出力、8ビット x 3 パラレルポート
電源 DC +5V 1.0A, +12V 0.15A
サイズ 310(W)×180(D)mm(基板サイズ)

「TK-80」と「raspiB+」を比べてみると
CPU 2.048MHz⇒700 MHz メモリRAM 512バイト⇒512MB です。
プログラムは写真にあるテンキーのようなものから数字(機械語)を手で入力です。
話は長くなりますのでこの辺で元に戻します。
「raspiB+」は仕様もさることながら優れものです。
PCと同様の入出力(CRT,USB,LAN,RCA等)とGPIOがあります。LEDを点灯させたり、モータを廻したりできます。
各社からLCDのモジュールやセンサー関連のモジュールそれとハイレゾのモジュール等が販売されています。ハイレゾについては別途書かせていただきます。
LCDのモジュール、ブレッドボードも購入しました。
「Raspberry Pi で遊ぼう」はとても良い本で分かり易く楽しませていただきました。ただ、Raspberry PiのOS「Raspbian」名前からも分かるようにLinuxのディストリビューションの1つであるDebianをカスタマイズしたもですのでバージョンアップが多くてOSの設定が変わってしまうのが困りました。本は改定5版が最終だったような。
現在は殆どの設定がGUIからできるようになっていますので、Linuxの知識がなくても扱えると思います。GPIOもC言語のライブラリでプログラミングできますので簡単です。

第二話に続く